2021年3月29日 「厚生労働省より障害年金の初診日証明書類のご案内」が公開されました。 これは、新たに通達が発表された訳ではなく平成27年に出された「障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて」を整理した資料になります。確かに平成27年に出された通達は文章のみで分かりづ...
障害年金の記事一覧
特別児童扶養手当の診断書を活用して障害年金の申請を行おう。 障害年金の申請には障害年金用の診断書が用意されており、原則的にその診断書を用いて申請します。診断書は第120号の1~7まで定めらており、請求する障害に対応する診断書を活用して年金申請を行います。精神系の障害年金の場合は様式第120号の4を活用します。もし、高...
知らないと損する社会的治癒。社会的治癒を活用し請求を有利に進めていきましょう。 前回 過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日を初診日となると説明しましたが、医学的には治癒していないが社会的に見て治癒と同程度の状態で過ごせている場合、治癒として認められるのでしょうか? 治...
初診日を変更できる可能性 相当因果関係や治癒の概念を駆使すると初診日を変更できる可能性が有ります。それになんの意味があるの大部分の人は思いますが、この考えは障害年金を進めるにあたり非常に重要です。以下で少しづつ説明していきます。 障害年金において初診日は請求できる年金を確定する点で極めて重要になります。厚生年金加入中に...
精神科以外の科を受診した際に初診日として認定されるか? 初診日(障害年金上)の重要性は前回説明しましたが、復習もかねて少し説明します。 初診日が確定することで①請求できる年金が決まる②初診日を基準に障害認定日が決まる。③初診日を基準に保険料納付要件が決まる の3つの効果が生じます。 今回は精神系の障害年金を請求する際に...
障害年金の初診日とは? 障害年金においての初診日は、「障害の原因となった傷病につき、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日」と定義づけされています。この初診日の定義についてポイントは「障害の原因となった傷病」の範囲がどの範囲の傷病まで含まれるのかという点です。ある程度障害の原因が特定できる傷病が一つだけなら特定は比...
【障害年金受給事例】 45歳頃、仕事が上手くいかないので精神科に通院するとうつ病と軽度知的障害と診断をうけ、軽度知的障害で障害年金を請求すると20歳前の障害基礎年金2級が受給できた事例。 精神系の障害年金は原則有期認定なのですが、この事例では無期認定とされました。年齢も45歳である点と障害状態を考慮しての結論だと思いま...
アルコール依存で障害年金請求できるの? その2 4.アルコール依存症での障害年金の申請の難しさ では、なぜ、アルコール依存での障害年金認定が難しいのでしょうか? 障害認定基準第8節 精神の障害では「アルコール、薬物等の精神作用物質の使用により生じる精神障害について認定するものであって、精神病性障害を示さない急性中毒及び...
アルコール依存症で障害年金請求できるの? 障害年金の対象になる精神障害 障害年金の守備範囲は広く多くの障害・病気が対象になります。しかし、精神系の障害年金には意外と多く対象外の障害が存在します。その代表例が神経症関係です。ICDコードはF4です。またそれ以外にもF5生理的障害 F6人格障害関係も残念ながら原則として対象...
就労と障害年金の両立は可能ですか? 結論から言うと障害年金と就労の両立は可能です。 法律には仕事をしていたら障害年金を不支給にするとはどこにも書かれていません。しかし、就労しているという理由で年金が不支給の場合があります。以下ではどのような場合に年金が不支給になり、どのようにすれば年金と就労の両立が可能になるのか説明し...