なるほど!? 「精神の診断書」の「日常生活能力の程度」の考え方

 前回、「日常生活能力の判定」は何?という話をしました。

これは食事、整容面、金銭管理等の7項目から構成され、医師が該当する所にチェックしていきます。ただし、ポイントは単身生活でどの程度できるかという視点です。

家族と同居してお母さんがお膳立てをして「できる」のは「できる」とは言えません。あくまでも自分一人でどこまでできるのかという視点がポイントになります。

 

「日常生活能力の程度」は何??

「日常生活能力の程度」は「障害等級の目安」を考える際に横のラインになる部分です。見て頂くと分かると思いますが、「日常生活能力の判定」の7項目を全体的に捉えた様な内容になっていると思います。なので、必然的に「日常生活能力の程度」と「日常生活能力の判定」は関連付ける形になると思います。

例えば「日常生活能力の判定」が判定平均1.0で「日常生活能力の程度」が(5)はどう考えてもおかしいのです。

 

判定平均が3.0なら「日常生活能力の程度」も(3)か(4)に落ち着き、障害等級2級程度になる感じです。

 

 知的障害と精神障害どちらにチェックが入るの?

ここは医師の判断になりますが、『精神の障害に係る等級判定ガイドライン』には知的障害の症状があれば「知的障害」にチェックを入れて欲しいと記載があります。でも実務では知的と精神が重複しているケースで精神にチェックが入っても認定は下りています。

 

ここに関してはそこまで神経質になる必要はないのかと思いますが、あからさまに「知的障害」が無いのに「知的障害」にチェックが入るのはおかしいです。

 

 

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