2020年1月に申請した知的障害 療育手帳 B1、給料が19万円、服薬なし、一人暮らし、福祉サービスの利用は定着支援サービスのみの方の障害基礎年金2級の受給決定が下りました。

この方は特別支援高校を卒業されて30年一般会社で働いています。最盛期の標準報酬月額は24万円までいき、現在は19万円で落ち着いています。

正直私もお仕事を頂いた際には、安定就労、ヘルパーなどの利用もなし、独居という点で厳しいなと感じました。

普通に診断書と病歴就労状況申立書だけでは厳しいと感じたので、会社に訪問しお仕事の状況をヒアリングし、仕事での課題、配慮事項など丁寧に聞き取りをしました。

そうこうしているうちに、幸か不幸か、就労先の経営不振から同一会社内で一般就労から就労継続支援A型への移動の話が持ち上がりました。障害年金請求の上では一般就労か福祉的就労かは一つのポイントなので、この流れを利用して書類を作成し申請しました。

給料は従前の保証だったので標準報酬月額は19万円ですが、一応離職後再雇用扱いで、かつ、福祉的就労という形で審査上プラスに作用したのかなと推測しています。

この事案はもし、一般就労のままなら受給は厳しかっただろうなと今でも思っています。

障害年金と就労の関係はいろいろ事案があるので別の機会にお話しします。